今回は、S+V+O の文を名詞のカタマリにする際に、意味上の目的語を of 以下に配置するのではなく、on 以下に配置する動詞 (主に、influence, impact, affect, emphasize, stressなど影響や強調の意味をもつ動詞)のパターンを見ていきます。意味上の目的語をon 以下に配置した場合、意味上の主語は of 以下(主語が意識的能動的に影響・強調している場合は、by...や所有格でもOK)に配置します。その際、動詞が様態を表す副詞で修飾されている場合は、名詞にかかる形容詞にします。
Global warming adversely affects our lives.(地球温暖化は我々の生活にマイナスな影響を与える) affect(影響を与えて変化をもたらす)の名詞は effect です。adversely はaffect を修飾しているので、形容詞にして、adverse effect とします。
--> the adverse effect of global warming on our lives(地球温暖化の我々の生活への悪影響)
さらに、
Elvis Presley spiritually influenced the Beatles. (エルビス・プレスリーはビートルズに精神的に影響を与えた)
--> the spiritual influence of Elvis Presley on the Beatles(エルビス・プレスリーのビートルズへの精神的影響)
もうひとつ、
Ogi Mama emphasized the necessity of moral education. (尾木ママは道徳教育の必要性を強調した)
--> the emphasis of Ogi Mama on moral education. (尾木ママによる道徳教育の強調)、the emphasis on moral education by Ogi Mama, あるいは Ogi Mama を所有格にして Ogi Mama's emphasis on moral education
ご理解のほど、いかがでしょうか。それでは、『次回は S+V+O編 -- to --』をお届けします。