結婚がややっこしい

プロポーズの決まり文句は Will you marry me? である。洋の東西を問わず、まだかまだかと待ち焦がれている女性にとってチマチマ言われるよりこのダイレクトなプロポーズが一番うれしいのではないか。marry は基本、他動詞だ。誰と結婚するかを目的語とする。I'm going to marry Nancy. (ナンシーと結婚するつもりだ)自動詞用法もあるが、We've just married. (私達結婚しました)などがそれだ。「私は結婚している」は I'm married. 単に「結婚する」と言いたければ I will get married next month. と受け身表現になる。私は相手が大事なら 「marry 相手」、ついでに言うくらいなら get married (to 相手)とオプションとして to 相手 を付け加えるのだと指導している。他の表現として I marriied off my daughter to a doctor. (医者に嫁がせた) marry young で「早婚だ」、marry late in lifeで 「晩婚だ」、marry into a wealthy family 「裕福な家庭に嫁ぐ」などがある。結婚はなにかとややこしい。結婚はゴールではなくスタートだということは結婚してみてはじめてわかった。